グアムで中古車を買いました!
購入したのは、なんと日本から輸入されてきた車🚗
ということで、グアムに来ても右側ドライバーの車に乗っています。
今回は【中古の日本車を購入した際の、グアムでの手続き】について記載していきます。
日本車輸入、25年の壁
アメリカの規制で、日本からだと25年を経過した車でないと輸入できないという決まりになっているので、日本からの自動車買いたいな~と思っても、25年経過するのを待つ必要があります。
ただ、日本に居住していたミリタリーの方がアメリカに行く際に日本で所有していた車を持っていく、という場合は25年経過していない日本車でもOKになるとのこと。
実際にグアムでも25年経過していない日本車が走っているのを見ますが、そういう特別な理由があるようです。
中古車なのに高い…!
グアムには中古車販売のお店も複数あるので、選択肢は十分あります◎
軽自動車だと、だいたい$6,500~$10,000、
普通車で$9,000~$20,000の価格帯で販売されているところが多い印象。
中古車でこれは高い、、、!
25年経過した日本車でさえ、あるところでは「うちではいちばん安いもので$7,000から用意してますよ!」と教えてくれたのですが、
日本円にしたら1ドル=150円換算で1,050,000円!高すぎないですか、、、!?
でも大丈夫。出費を抑えたい方に朗報です。
グアムの中古車は、けっこうFacebookで出回っています。
個人で、単純にグアムから引越しする関係で車を手放したい人や、個人で車などを売買している人が中古車のコミュニティページに売りたい車の情報を載せています。
日本でいうジモティーみたいなものですね。
気になる車があれば、直接コンタクトして詳細を聞いたり実際に見に行ったりして購入するか決めます。
これの場合は、個人が自由に投稿するので、ほんとピンキリです。
でも、中古車やさんで買うよりは安く設定している人のほうが多いです。
個人売買の際の注意点
個人でのやり取りをするときは特に、車の状態に関しては細かいチェックが必要です。
「誰でも投稿できる=車に詳しくない人も、どんな状態の車であっても、売ることが可能」ということなので、個人から購入するときは事前に詳細を聞いたり、実際に自分の目で確かめることを強くおすすめします。
後から確認できるように、きちんとテキストなどで情報をもらっておきましょう。
試運転が可能であれば、それもさせてもらうと良いと思います◎
座り心地などはもちろん確認すると思いますが、私が購入したときに「事前に確認しておきたかった!」と思ったこともあったので、
確認項目をチェックリストでまとめてみました。
中古車購入前のチェックリスト
- 車検証が入っているか(これで何年製のものか等も確認)
- インスペクション(車の基本的な安全点検)は通過しているか
- 総走行距離数
- エンジンのかかり具合
- ブレーキの利き具合
- サイドブレーキを入れられるか
- オイル漏れしていないか
- いつバッテリー交換をしたか
- エアコンが効くか
- ウインカーが正常に動くか
- ライトがすべてつくか
– ヘッドライト(前照灯)ハイビームとロービームを切り替えができるか
– スモールライト/ポジションライト(車幅灯)
– ウィンカー(方向指示器)
– ハザードランプ(非常灯)
– コーナーリングライト(車のモデルによる)
– フォグライト(車のモデルによる)
– テールライト(尾灯)
– ブレーキライト(制動灯)/ハイマウントストップライト
– バックライト
– ナンバー灯(車のモデルによる)
– バックフォグライト(車のモデルによる)
– メーターインジケータ
– ルームライト/マップライト/カーテシーライト(車のモデルによる)
車内にある灯りです。
ルームライトは室内を照らします。
マップライトは、主に助手席の搭乗者が地図などを見るときに使用。
カーテシーライトはドアの内側下部にあり、ドアが開いたことを後続車に知らせたり、乗り降りの際に足元を照らしたりします。 - 座席の調整ができるか
- 窓の開閉ができるか
- 全てのドアの鍵が閉まるか
- ガラスにヒビが入っていないか
- 最後にタイヤを交換したのはいつか
- タイヤにヒビが入っていないか
- グローブボックス(ダッシュボードの一部分、小物入れ部分)が使えるか
- バックドアの開閉ができるか
- バックシートを問題なく倒せるか、フラットにできるか
- バックシートをもとに戻せるか
- 車内のにおい
- 乗り心地
- 座席の汚れ具合
- 天井の汚れ具合
- ドアノブの汚れ具合
- エアコンフィルターの交換時期
1. 中古車購入
上記の注意事項も参考にしながら、まずは車の購入!
その際に、下記項目は必ずもらいましょう。
■ 車検証(日本語のオリジナルのもの)
■ 車検証(英語に訳されたもの)
■ 領収書
■ オーナーシップが変更になることの証明書
■ 売り手の運転免許証コピー
→車両保険に入るために必要です。実際には原本提出を求められるので、可能であれば提出が必要な場所に売り手と一緒に行けるのがベターです。難しければ、コピーをもらっておきましょう。
■ インスペクション通過の証明書
2. Safety Inspection
購入した中古車が日本からグアムに来たばかりなどで、Safety Inspection(グアムでの安全点検)を通過していない車もあります。
もし車のインスペクションがまだの場合は、AUTO SHOPなどで安全点検をしてもらいましょう。
ちなみにナンバープレートが付いていない車は、基本運転できないので、車の売り手にお願いするのがベターです。
私たちの場合、点検費用は売り手にお願いして$15でした。
「Official vehicle inspection station」の記載がある「One-stop Auto care & Tire outlet」という場所で点検されていました。
3. Traffic Court Driving Record/Traffic Clearance を取得
The Superior Court building(高等裁判所)の Traffic Violations Bureau(交通違反局)でTraffic Court Driving Record/Traffic Clearance を取得します。
The Superior Court building(高等裁判所)の場所はこちら
Superior Court of Guam Hagåtña – Google 検索g.co
費用:$10/1枚あたり
この後の保険会社からDenial letterをもらうステップがありますが、保険会社によってはこのDenial letterを発行するためにTraffic Clearanceが必要、と言われる場合があります。
そのため、余分に取得しておくのがベターです。
ちなみに、私たちはTraffic Clearanceを必要としない保険会社を探してDenial letterを発行してもらいました。
私たちが訪れた保険会社はこの3社。どのスタッフさんも優しくて、数枚コピーしてくれてありがたかった、、、✨
・C.A. Paulino & Associates Insurance
・Cassidy’s Associated Insurers, Inc.
・Calvo’s Insurance
4. 車両保険へ加入!
既にパートナーが車を持っていて、車両保険に入っている場合は、その保険会社に連絡して新たに車両を追加すればOKです。
ただ、これまで車両保険に入っていない場合は、新たに登録する必要があります。少し面倒ですが、下記のステップで保険に入ることができます。
ちなみに、すでに車両保険に入っていても、20年以上経った車両は保険対象にできない等断られる可能性もあります。その場合は、新たに登録するものとして手続きする形になるかと思いますが、まずはすでにメンバーとなっている保険会社に連絡してください。
新たに車両保険へ入る際のステップ
- Traffic Court Driving Record/Traffic Clearance を取得
- 保険会社3社から、Denial letter(否認レター)をもらう(できれば2,3枚もらっておくとGOODです)
- Department of Revenue and Taxation(通称:DRT)へ書類提出して、車両保険に入るための書類を作成してもらう
- DRTで決められた保険会社へ行き、保険加入の手続きをする($185/年でした)
DRTでの提出書類
<下記の書類を3セット>
1つは原本、そのほかはコピーでもOKですが、特に保険会社からのDenial letterは費用がかかるものでもないので、可能であれば3枚ほどもらっておくと良いと思います。
- Denial letter (保険会社①から取得したもの)
- Denial letter (保険会社②から取得したもの)
- Denial letter (保険会社③から取得したもの)
- Traffic Court Driving Record/Traffic Clearance(運転記録証明書)
- Valid Guam driver’s license(有効なグアムの運転免許証)
- Certificate of Registration(車検証:日本語原本と英語翻訳版)
- Safety inspection report(安全点検報告書)
- Bill of Sale(車購入時の領収証)
- Certificate of Ownership Signed by sellers and buyers on backside(売り手、買い手の署名が入ったオーナーシップ確認書)
- Driver’s Licenses of Previous Owners(前所有者の運転免許証のコピー)
Bill of sale とCertificate of Ownership Signed by sellers and buyers on backsideに関しては、1枚で両方の項目を兼ねている場合もあります。
必要事項が書いてあるか、領収書を確認してみてください。
DRTの場所はこちら
Guam Department of Revenue and Taxation – Google 検索g.co
5. 車両登録
HarmonエリアにあるDepartment of Motor Vehicles(通称:DMV)で車両の登録をします。
Guam Department of Motor Vehicles – Google 検索g.co
営業時間は8時~16時。
1時間程度の待ち時間になる場合もあるので、早めに行くことをおすすめします。
DMVでの提出書類
- The original Manufacturer’s Certificate of Origin, or the latest Off-Island Vehicle Registration (車検証原本+英語翻訳されたもの)
- A passed Guam Vehicle Inspection(安全点検確認証)
- Mandatory Proof of Auto Insurance(車両保険証)
- A photo copy of applicant’s driver’s license(申請者の運転免許証のコピー)
- 登録関連手数料:$150.7(カードでの支払いも可能でした)
これに追加して、ナンバープレートの番号を自分で決めたいという方は、別紙で希望の番号と単語が入ったナンバープレートを申請することが可能です。
私たちは特に希望しなかったので、このプロセスは踏んでいません。
車両登録まで終わって、すべての手続き完了です!✨
プチアドバイス
日本の車のナンバープレートの幅と、アメリカのナンバープレートの幅は異なるので、ボルトでの設置がうまくできません。
アジャストメントを購入するか、結束バンドでつけるかになると思います。
私は後者で満足しています😊
中古車購入・登録までの費用合計
中古車購入費用+Safety Inspection:$4,000
Traffic Court Driving Record:$10
用紙コピー代:$6
保険料:$185
車両登録費用:$150.7
結束バンド:$0(すでに持っていたため)
→ 合計:$4351.7
軽自動車を購入した際にかかった費用はこんな感じです。
まさか25年超えの中古車に、こんなに支払うことになるとは思ってもいませんでしたが、さすがの離島。なんでも高くつきます。。。
でも中古車やさんで購入するよりはかなり安くできたのでマルとしましょう。
各手続きを少しでもスムーズに進めるためには、こちらが提出書類を完璧に準備し、かつ朝早くから行動していることが大切です💡
私たちは、すべて人に聞きながらあちらこちらへ移動したので、朝9時から活動して16時半までかかりました💦
最初にこれを知っていたら、もっとスムーズにできたはず、、!
同じようなステップを踏む方の参考になれば幸いです♡
ではまた、Adios!
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